この動画はQEGの嘘を暴露なさってます。
ダラダラと長い動画ですが、要するに装置が主電源から切れていないという意味です。電球点灯も装置の回転もすべてコンセントから取っていると言いたいのでしょう。
ピストン運動に発電作用を持たせ振動を調整?する機械のようです。
磁場の向きは分かりませんが、外部電源E'が励磁コイルC'に電流を流し、ピストン運動する鉄心G'がその磁場を変動させ、それがキャパシタの付いたコイルD'に誘導電流を発生させる。
そしてその誘導電流による電磁力が振動を抑制する。
これはおそらくテスラの伝記に登場する機械的振動が人体に与える生理的効果を研究するために考案された医療器具の一つではないでしょうか。
ビルを倒壊しかけた逸話の振動器も、おそらくこの特許のものだと思われます。
これがなぜQEGにつながるのか皆目見当もつきません。
当方には、テスラの知名度を借り、あまり知られていない特許を引っ張り出してきてさも神秘的なものがあるかのように装飾しただけのようにしか見えません。
QEG開発チームスタッフの言い分は、鉄心を回転させるだけで発電するとあります。
マニュアルには「QEGでは、励磁コイルは量子場(ゼロ点)を通ってジェネレーター鉄心への伝導経路を提供するために使用されます。これは、鉄心を分極させる効果があります。」と書かれてます。
”鉄心を分極させる”
これが励磁のことならこのQEGのキモはここにあると思います。
もし、当方がこの研究をするのならまず初めにこの事が本当であるかを確かめます。
重い鉄のコアでなくても、鉄釘でもいいです。
それを回転させてその遠心力だけで本当に磁化されるかどうかです。
もし磁化されるのでしたら傍にコイルを置くだけで誘導起電力が測定されるでしょう。
フリーエネルギー研究に量子場とかゼロ点とかそうゆう御託は必要ないのです。必要なのはきちんと測定器に現れる現象です。
こちらの実験はテスラコイルから放射される電磁波をアルミのアンテナで受信しその電力で電球を点灯させる実験。
線路が分布定数回路になってるのでかなり高い周波数でなければ電流は流れないはずで、MHz帯ならじゅうぶんに流れるでしょう。 また周波数によって回路定数が変わるのでインピーダンス整合をうまくとれる周波数にすれば電球はもっとも明るく点灯するはずです。
こちらは世界的に有名かつ、大人気のフリエネQEGです。
ここまで再現させたこちらの管理人さんに敬意を払いたいと思います。
ただ、これが普通の発電機とどこが違うのか?疑問は残りますが・・・。
残留磁気の成長によって電磁誘導を確立させ、それを今度は漏れリアクタンスとキャパシティ間の共振周波数で自由振動と強制振動を 両立させる(?)のがQEGなのだと勝手に想像しているが、たとえそれが実現できたとしてもそれはあくまで従来の交流理論に従った動作のためエネルギー創造にはつながらないと思うのだが・・・・。
この動画の現象が大変興味深く、当方でもトランスで試してみたところ金属で叩けば確かに起電力の存在をオシロで確認できたが、非磁性である木で叩くと残念ながら何も現れなかった。
つまり弱い磁性を持った金属ならば起電力が発生するということか?
試しに止め金具のステーに磁石をつけて軽くたたいたところ、面白いように起電力が発生した。
まあ、普通の電磁誘導だから当然といえば当然。
また、そもそも衝撃と回転運動を同等の物理現象と扱うのは少々無理があるような気がする。
回転によって発電するのは残留磁気の成長によって行なわれるのでしょう。
これがオリジナルのQEGらしい。
まず、電源プラグを抜いた瞬間、モータが止まりそうになるがスイッチを切りえると再びもとの回転数に戻るところなどは電源系統を切り替えたようにしか見えない。
フィードバック電源とでも言いたいのかな?
もうひとつ、100ワット(100という表示から)の電球15個を点灯させると1500ワットの消費電力だが、回転数はまったく変化していない。1.5kWのバックトルクは相当なものであるはずなのに、これはもう機械工学的に挙動がおかしいとしか言えない。
これがフリーエネルギーの効果か??
推測だが、最後にモータを止めた後ろのスイッチが二番目の電源スイッチになっているのだろう。
ここから電球ソケットへ電力を供給し電球を点灯させ、同時にそのソケットにプラグが刺さっているコードからモータを動かすための電力も取っていると思われる。
ではその電源スイッチにつながっている二番目の電源コードはどこにあるのかというと、装置は穴があいたブロックの上に置かれているため、この穴を通って床下へと伸びているのでしょう。
さいわい床は板である。
加工しようと思えば簡単にできると思われる。
QEGの公式サイトです。
エネルギー保存則を覆す偉大な発明をした会社がおかしな寄付活動を行なってます。
それをちょっと抜粋する。
300ドルの寄付で1時間のコンサル
・
5000ドルの寄付でバッテリー充電器をプレゼント
・
10000ドルの寄付で照明システムをプレゼント
みんなグルになって金を巻き上げようと虎視眈々と狙っているのが分からないのだろうか?
QEGがすでに販売されているとウワサされてましたのでそのサイトを覗いてみました。
たしかに4200ドルで売られてますね(鉄心は別売りで3095ドル)。
いま1ドル120円だから504,000円。
これが永久機関的に動くという保証はないが、もしそうならコア技術は売らないで、これを電源回路に応用してさまざまな商品を販売するでしょう。
それが企業としての当然な姿勢。
このQEGキットを改造したらいろいろな実験ができると思います。
ここの開発者は過渡電流の固有周波数とローターの回転角を同期させるという一番難しい箇所をクリアさせて、こうして販売してるのだから、それを使わない手はないと思う。
もうひとつ、面白い商品を見つけました。
ベアリングモーターです。
これの発明者はたしか多湖氏だったはず。
中丸氏の本「『地球』丸ごと奪われた『未来』を取り戻せ」を手にとってみました。QEGのところだけ読む。
そのQEGですが、やはり12個のコンデンサには初期充電はされてないようですね。
となると誘導起電力は鉄心に残留する磁気によって発生し、その電気が12個のコンデンサにチャージされる。
そして彼らが主張している「共振」なるものは、ローターの回転角とコンデンサ、リアクター間に流れる過渡電流の固有振動数とを同期させることなのでしょう。
そうすれば電流は強制振動になって安定する。
それと一番重要な効率ですが、正直意味が分からない。
入力は有効電力だが出力は無効電力となっている。
しかもそれをどうやるのかは不明だがいつのまにか有効電力に変わってる。
ざっと装置を見れば確かに力率は低そうである。
モーターは1.5馬力となっているのでワットに換算すると1119ワット。
これだけあれば十分、電球をあの明るさで点灯させられるでしょう。
フリーエネルギーQEGが参考にしているテスラの特許を調べてみた。
どうも、ピストン運動に発電作用を持たせ振動を調整?する機械のようです。
磁場の向きは分かりませんが、外部電源E'が励磁コイルC'に電流を流し、ピストン運動する鉄心G'がその磁場を変動させ、それがキャパシタの付いたコイルD'に誘導電流を発生させる。
そしてその誘導電流による電磁力が振動を抑制する。
最初、発電機なのかな?と思いましたが負荷部分が無いので発電機としてのコンセプトはないのではないでしょうか。
これをどこかで見たことがあるなと思ったら、物理学者の井口和基氏が地震兵器と称していた発明でした。
外部電源を使ってコイルに励磁電流を流せば、ローターが回ることによる磁束変化でたしかに発電する。
これでは、リンデマン発電機だ。
そもそもこのQEGは何をもって成功としているのか?その定義がわからない。
普通の発電機を作ることが「成功」となるのか?