このような永久機関を使った投資話が未だに横行している国があることに愕然としました。
動画の評価を見てください。
取得した国際特許を売却するそうだが、PCT出願は出願日から1年半後に国際公開されるから日本の特許庁でも調べられるはずなのに出てこない。
日本では権利化を希望していないのかも知れないと思い、Googleで米国特許を調べたがそれも出てこない。もはや特許出願してないのでは?と首を傾げたくなる。
投資をなさる方はきちんと装置と発明者の素行調査などを入念に行なってからして下さい。
エアーポンプで浮き袋のようなものを作り、その浮力によって回転するフリエネ装置だそうだ。
中世の永久機関を彷彿させてしまう動画である。
この装置は本物なのだうか?
装置には電力パネルが二個あり、ひとつはエアーポンプを動かす動力のようだがもうひとつは何なのだろう?
スイッチを入れてすぐに200V強、2A弱になったが浮き袋のようなものは回転していない。
理論的な話はともかく、この映像にはなにか違和感がある。
あの浮き袋のようなものに働く浮力が動力源になっているはずなのになぜかチェーンが弛みきっている。
まるで動力は歯車にあるような感じでそれによってこの浮き袋のようなものが回転させられている、ように見えるのだが・・・・・・。
目の錯覚だろうか。
そもそもこの泡にそれほどのパワーがあるのだろうか?
この装置はとどの詰まり泡発電である。
泡に水力発電並の力があっては温泉などにあるジャグジーなど怖くて入れないのではないかと思ってしまった。
案の定この装置は疑念を抱かれているようである。
写真にある100kWのタンクの大きさがφ2mで長さ10mだと仮定すると水の容量は31.4m^3
この水で水力発電した場合、総発電量は次のようになる。
9.8x31.4x5=1538.6kW
「計算式の詳細はこちら」
ただし、平均の高さを5mとしてそこからドカッと落ちてくる全水量で発電という無茶なイメージ。
100kWだとたったの15.4秒しか持たない。