こちらにE-catの特許があります。
よく見ると燃料にリチウムや空気中の水蒸気と反応して発火する水素化アルミニウムリチウムも使っているようなので、過剰熱の発生源が本当に化学反応によるものではないのか?ちょっと不可解なところもあります。
というより燃料を必要とするところに驚きました。
たとえばこのE-catを自立運転させようとするとこちらのデータではCOP6なので過剰熱で蒸気タービンを回して発電させると熱機関の最高効率が約28%なので仮にこの効率で発電できるものだとすると・・・・1が6倍になってそれが1.68になる。
つまり効率168%です。
ここから取り出せる電力は?・・・かなり小さくなるようですが自立運転できる可能性があるだけ凄いと思います。
ただし、燃料が不要な場合です。
残念ながらE-catには燃料のようなものが必要なので、果たしてその単価と得られるエネルギー単価とがきちんと利得側になっているかどうか?です。
このCOP6は最小値のようですからMaxはどうなのか?気になるところではありますが。
最近はなにかとパッとしないE-catについて一言書いてみました。
それとついでにAndrea Rossiの別件(?)の特許がありましたのでご参考までにリンクを貼っておきます。
E-Catの長期試験報告というのをこちらでざっと読んでみました。
低温核融合は「液体を使う」というフライシュマン氏、ポンズ氏の実験のイメージしかなかった当方にはとても新鮮でまた考えさせられるものがあった。
まださわり程度の知識しかないので、ここでは報告書を読んだ今の率直な感想を書くだけに留める。
まず効率の測定方法だが入力は電力で出力が熱量なのがややこしい。
赤外線サーモグラフィは温度の測定でありこのままではエネルギーが分からないため、電磁波エネルギー(赤外線)と温度に関わるシュテファン、ボルツマンの法則を使って間接的このエネルギーを算出している。
熱電対プローブもあるのでクロスチェックはされていると思われ、サーモグラフィの誤測定ということはなさそうだが(?)、出来れば水槽などに反応装置を入れて水の温度上昇を測定して欲しかったです。
そして、同じように今度はニクロムなどの抵抗線を水槽に入れて同じ温度上昇するだけの電流を流してそこから出力エネルギーをはじき出す。
それと加熱方式が高周波誘導炉のように試料を加熱するのかな?と思いました。
「抵抗コイルにはいくつかの特定の電磁パルスが供給される」とありますから。
低温核融合はフリーエネルギーの最後の砦である。